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プチ 島マルチェ開催


快晴。

折からの強⽬の海⾵も⼼地よく感じる令和2 年11 ⽉8 ⽇(⽇曜⽇)、⼤津島⾺島地区でプチ島マルチェ が開催されました。

コロナ禍で外に出る機会の少なくなった島のお年寄りや住⺠、そして観光客の皆さんに少しでも元気になってもらおうと、若潮の会(出⾝者の会)代表の野間さんの提案で、若潮の会・古城活⿂・島⾷堂ひなたの三店が出店をすることになりました。


コロナ対策をしながらの開催は⼈数制限等難しい問題もありましたが、無事終了することが出来、スタッフ⼀同ホッとした思いと、⼩さな⼩さなイベントながら、参加者の⽅々の笑顔が⾒られて本当に良かったという思いでいっぱいになりました。


開催場所は⾺島地区にある「島⾷堂ひなた」前。

コロナ対策の為、場所をコーンとロープで仕切り、受付を設け、参加者全員の検温と住所明記、⼊場料300 円を徴収し、チケットと交換にマスクと携帯消毒液の⼊った袋をお渡ししました。チケットを買わない⽅はイベント参加できない、⾷堂の利⽤もできないという強⾏⼿段を取ったので、当⽇⾷堂の利⽤のみの⽬的で来られた⽅には迷惑をかけると申し訳ない思いでしたが、当⽇は皆さんチケットを買ってからの⾷堂利⽤の⽅ばかりでしたので、本当に有り難かったです。



「⼩さな⼩さなイベント」というコンセプトで、島⺠、スタッフ関係者、当⽇の観光客を合わせて100⼈くらいの来場を⾒込んでいましたが、⾒込み違いが⼀つ出来て来ました。

当⽇は開催場所近くの「回天記念館」で慰霊祭が⾏われ、記念館の⼊場料が無料になるとい

⾔うことを、当初確認していなかったのです。慰霊祭もコロナで、今回は関係者のみの参加、ということがわかりましたが、それでも例年はたくさんの⼈が訪れる慰霊祭、⼊場料が無料となればどれだけの⼈が訪れるかわからない。⼩さな⼩さなイベントでは無くなってしまうのです。

不思議な話です。本来ならば来場者が予想よりも多いというのは、イベント開催者としては喜ぶべきところなのに、どうしていいか⼾惑ってしまう。コロナ禍の中、たくさんの⼈がこの⽭盾と戦っているのだと思います。


どうなることかと本当に⼼配しましたが、イベントが終わって蓋を開けてみると、参加者の合計は108⼈。当初の予想とほぼ変わらない数字でした。

ただ、108⼈とは思えないほど、当⽇のマルチェ は活気に満ちていました。


開催開始の朝8時。

船からのお客が来る前に、会場は⼈⼿でいっぱいになりました。そのほとんどがお年寄りを含めた島の⽅々でした。

まだ店が開くか開かないうちに皆新鮮な⿂や焼き⿃などを買い求めていました。島の⼈たちには事前に回覧を回しお知らせはしていたのですが、⼩さいイベントという事もあり、⾺島以外の他の地区から来られる⼈たちには送迎の⾞も出せなかったのですが、それでもたくさんの島⼈が来て下さっていました。



考えてみればこの4 ⽉、コロナ禍が始まって以来、久しぶりのイベントだったのではないでしょうか。

若潮の会では、焼き⿃や焼きそば、サツマイモのてんぷらにお酒、古城活⿂では朝採れた

ばかりのハマチやタイ、アジをその場で〆てくれます。島⾷堂ひなたでは、その古城活⿂の

ハマチを使った漬け丼、アジフライ、島の特産すだいだいを使ったカレー、豚汁が出されま

した。



その後船が到着するたびに島の関係者やら観光客が合流。少ない⼈数ながら、活気に満ち

た時間が流れました。⼼配された慰霊祭のお客はそれほど多くなく、チケットのトラブルも

ありませんでした。


そして午後2時、プチ島マルチェ終了。

スタッフの殆どの意⾒はやって良かった、というものでした。

次回は是⾮、⼤きな規模で開催したい。そのためには1⽇も早いコロナの収束を願ってや

みません。


余談ですが。

マルチェの⽇、⺟が鯛を買ってきました。もちろん古城活⿂のです。値段を聞いてびっく

り。200円です。⼤きな⽴派な、新鮮な、鯛が200円!これは絶対に刺⾝だろう、そう思っ

たのですが、その夜、鯛は⾷卓に登りませんでした。⺟は最近物忘れをするようになり、昼

間買った鯛のことはすっかり忘れていたのでした。で、思い出したのが3⽇後。さすがに刺

⾝は断念して煮付けに。その煮付けの味というのが、「うまい!」だったのですよ。腐っても鯛、もとい、3 ⽇後でも鯛。⺟と声を合わせて感

動しました。

是⾮、この感動を皆様も体験して下さい。いつの⽇か、近⽇開催の「島マルチェ 」で。

いや、島の鯛は古くなってもうまい、とか、そういう話ではないですよ。

お待ちしております。



記事:渡邊

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